1級土木施工管理技士に合格する勉強法~学科試験編~

1級土木施工管理技士という資格は、建設業に携わる人にとって、業種や職種に関わらず必携の資格といえます。

受験資格のある方は、ある程度経験があると思いますので、自分の専門分野については問題なく解ける問題が多いと思います。
しかし、この資格試験は、土木一般、専門土木、施工管理、法規といった感じで、幅広い知識が必要とされます。

僕の場合、直接工事を行う会社に勤めていなかったため、施工の経験はほぼゼロでした。

そんな中、入社2年で2級土木施工管理技士、その翌年に1級土木施工管理技士試験に合格しました。
コツコツ地道な勉強が苦手な僕にとって、出題範囲が多い上、論文試験まであるこの試験は、楽なものではありませんでした。

しかしながら、できるかぎり力を抜いて、時間を割かず、最低限の勉強で合格できたと思っています。

この経験を、今後受験される方の役に少しでも立てられればと思いまとめます。

1級土木施工管理技士という試験

まずこの試験自体についてですが、受験資格や申し込み方法などは一般財団法人 全国建設研修センターのHP(http://www.jctc.jp/exam/doboku-1)でご覧になってくださいね。
ここでは大事なことだけを書きとめます。

  • 学科試験と実地試験(記述式試験)の2つがあり、両方合格しないといけない。
  • 学科試験は7月→合格発表8月、実地試験は10月→合格発表は1月(年度によって異なる場合有)
  • 合格基準は、学科試験、実地試験ともに60%以上
  • 学科試験はAとBの2種類あり、Aは61題の中から30題を選択解答、Bは35題解答(全題必須解答)、合計65題を解答
  • 学科試験Aは土木一般15題(内12題を選択解答)、専門土木34題(内10題を選択解答)、法規12題(内8題を選択解答)の計30題
  • 学科試験Bは共通工学4題、施工管理31題の計35題

以上を理解した上で勉強に望みましょう。

学科試験と実地試験両方に合格しないといけない。

これは試験の形式がこうなっているので、受け止めるしかありません。
ただ、多くの方が困るのが実地試験ですよね。これは自分で論文内容を考えないといけないからでしょう。

逆に言うと論文さえなんとかすれば合格に近づくのではないでしょうか。

気休めですが、僕の場合は論文は試験の3日前に考え、何とかなるだろうと思っていました。
それより実地試験の論述の方が不安でした。何がでるかわかりませんからね。

勉強の時間がとれない、とりたくない人は、学科試験が合格してから実施試験の勉強を開始するので十分間に合うと思います。

合格基準は学科試験、実地試験ともに60%以上

合格基準ですが、60%でいいんです。小論文は採点方法が不明なので何ともいえませんが、
40%も間違えてよいというのは、大変いい情報です。

学科試験は全部で65題ですから、39題正解すればいいのです。

これを踏まえて、次項から勉強法を述べていきます。

学科試験の勉強法

上記で述べたとおり、Aは61題の中から30題を選択解答、Bは35題解答(全題必須解答)、合計65題を解答し、その内39題正解すれば合格!

まず優先すべきは学科試験Bです。これは必須解答なので、避けられない問題なわけです。
35題の内4題は測量や契約・設計といった、少々専門的な内容で、残り31題は施工管理に関する問題です。
土木施工管理の試験なので、施工管理が必須で、問題数が多いのは当然ですよね。

まずはこの31題を完璧にする。少なくとも25題以上は確実に解けるようにしましょう。
僕の場合は測量と建設機械が苦手だったので、優先順位をさげました。

確実にする方法として有効なのは、問題集です。
市販の問題集のどれでも大差ありませんが、できるだけ図解が多く、詳しいものがいいと思います。
この試験は大半が暗記で合格できます。

暗記するために大事なのは、「繰り返すこと」、「文字以外で記憶すること」です。
繰り返しインプットし、アウトプットすることで脳が「これは大事な情報だ!」と判断すると、記憶となり残ります。
特によくかける電話番号なんかを覚えてしまうことありますよね。

そしてもうひとつは文字以外で記憶することです。
図を何度も見ていると、記憶に残りやすいのです。文字の羅列は嫌になりますしね。
あとは何か動きをつけながら(歩きながら等)、自分で口に出して覚えると記憶として残りやすいです。

僕の場合は、覚えるべき内容を表や図にし、それを毎朝トイレで見て覚え(インプット)、夜寝る前に書き出してみる(アウトプット)
、通勤の車の中で話してみる(アウトプット)、会社で朝始業前に指に動きをつけてながら読み上げる(インプット)といったことをしました。

学科試験Bを確実にする手順

  1. 問題集の学科試験Bの範囲を解きます。
  2. はじめはほとんど分からなくてもOK。解答をサラッと読んでおく。
  3. 答えを記憶してもかまわないので繰り返し解く。
  4. 問題文まで記憶してもかまわないのでひたすら繰り返しインプットとアウトプットする。
  5. 過去問5年分を解く。今度はこれを繰り返し解いて記憶する。

過去問を繰り返す理由としては、例年一定数の問題が過去問と同様の問題だからです。
中には文章の一部や数字が変更して出題されますが、文章まで覚えるとすぐに解けますよ。

これを1週間も続ければ大体記憶は完了しているでしょう。
ムラはあるかもしれませんが、30/35題くらいは解けるようになっていると思います。
1週間で完了するコツとしては、1題1題に時間をかけるのではなく、「全体をサラーーッと」を何度もすることです。
解説を読んで意味が分からないものは、飛ばして次!飛ばして次!でOKです。何しろ6割でいいんですから。

学科試験Bの次はAです。

学科試験Bは力技で記憶しましたが、Aは思い切りです。

学科試験Aは土木一般12題を選択解答、専門土木10題を選択解答、法規8題を選択解答の計30題です。
6割正解すればよいので、18題ですが、この時点で学科試験Bで30題を確実にしているため、残り9題です。

まず、記憶すべき数字や小難しい法律関係がある法規8題をバッサリ捨てます。

学科試験Aは、土木一般だけでOK

土木一般の12題を確実にすれば、学科試験Bの30題とあわせて42題、余裕を持って合格となります。

なぜ土木一般かというと、土木一般は実地問題の選択問題としても出題されるためです。

特に土工、コンクリート工は出題頻度もかなり高いので、避けて通れません。
逆にいうと、これさえ確実なら実地試験でも結構な点数が取れると言えます。

ただし、専門土木をまったく勉強しないのは不安が残ります。なので余裕のできた時間でパラパラ見ておく程度で構わないと思います。

それでも不安という場合は・・・
専門土木は、多岐にわたる範囲から自分で選択し解答することになりますが、10題を確実にするより、
ある程度広めに記憶するといいと思います。
これは、専門分野だけあって、マニアックな問題やイレギュラーな問題が出たり、ここを確実に記憶していると
膨大な時間を必要とするためです。

僕の場合も、自分の専門分野であった構造物、道路の問題が試験当日さっぱり分からず、今まで解いたこともない水道やトンネルの問題を選択し、
見事正解しました(予想どおり構造物は不正解だったので助かった)

以上のように、確実にする範囲とバッサリ捨てる範囲に区別することで、記憶しないといけない量が減らせます。
これにより時間短縮、記憶の定着もしやすいといった利点があります。

まとめ

・学科試験は60%以上で合格するので、39題を確実にすればOK
・学科試験Aの土木一般12題+学科試験B30題を確実にする→合格
・確実にする内容を把握し、インプットとアウトプットを繰り返す。
・過去問を繰り返し問題文まで記憶する。
・確実にする範囲と捨てる範囲に区別し、時間の短縮を図る。
・捨てた範囲も軽く見ておくことで点数の底上げにつながる。

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