隣のおじさんが怖すぎた話

どうも、ゆずぽんずちゃんです。

隣のおじさんが怖すぎた話。

学生時代、格安のアパートに住んでいました。6畳ユニットバスの築30年くらいのアパート。

2つ隣の県の大学に入学したため、引っ越す必要がありました。

入学手続き、アパート探し、引っ越しとそう何回も往復するのも大変なので、入学手続きの後その日のうちにアパート探しをすることになった。

午後から探し始めたから、そんなに時間がなかった。契約したのは最初に斡旋された、非常に安いところだった。家賃は2万8千円だった。

不動産屋に他の同程度のところは4万程するのに、なぜこんなに安いのかと尋ねてみた。

不動産屋「外国人留学生が多いんですよ〜」

なんで留学生が多いと安いのか、若干回答になっていない気もするけど、まあそんなもんかと納得しておいた。

僕は大学前に一年浪人していて、その時は予備校が斡旋した寮っぽいところに住んでいた。そこはボロボロの4畳半風呂トイレ共用の割と過酷なところだった。

それに比べると大分綺麗だし、安いし、何より大学にとても近かったのでそれなりに満足していた。

不満はベランダ側に広がる大学の農場が臭い(牛がいた)のと、隣の留学生の韓国人の女の子が騒いでうるさいことだった。

サークルの先輩に、僕の住んでいるアパートはいわくつきで、数年前に自殺があってその部屋は今でも空き部屋になってるとか、普通に幽霊が出ることで有名なアパートだと脅かされた。

事実かどうかは知らないが、そんなこと言われていい気はしない。それが一番の不満だった。

でもきっと家賃の安さの理由はこれだろう。

ある時、韓国人の子と反対隣に人が引っ越してきた。引っ越しの挨拶はなかったが、引っ越しの物音でわかった。

韓国人の子とは違い、普段はとても静かな60代くらいの小さいおじさんだった。

とりあえず害のないおじさんだし、特に気にせず生活していた。

大学2年になるころ、毎日のように友人と飲み会をしていた。飲み会から帰るのは決まって朝方4時くらいであたりはまだ暗かった。

その日も真っ暗の中、家にたどり着いた。足元はフラフラだったが意識はしっかりしていた。

鍵を開け、ドアノブに手をかけ回す。

スルッと空回りしてしまった。

あれ?飲み過ぎたかな?いやちゃんとノブ握ったし。もう一度。

やはり空回り。もしかしてドアノブ壊れたのかなと、携帯の明かりでドアノブを照らす。

なんか黒い。

ステンレスのドアノブが黒い。

空回りしてたのはドアノブではなく、僕の手だった。

ドアノブに油かローションかそれに近い何かが付着していたのだ。

 

え、気持ちわるっナニコレナニコレ

 

パニックになりながら急いで家の中に入り、手を洗った。ドアノブも拭いた。

その日は酔っていたこともあり、とりあえず寝た。

次の日、大学に行こうとアパートの駐輪場に向かうところで声がした。

 

??「○▼※△☆▲やぞ〜」

 

声のした方向を向くと、僕の部屋の隣にいたおじさんが自分の部屋の前に立ち、どうやら僕に話しかけているようだった。

 

僕「はい?」

隣「自転車直しておいたでー○▼※△行くんやろ」

 

意味不明だった。なんで僕の自転車がどれか知ってる?直したって何だよまだ新しいよ。そもそもあんたと話したことないだろ。

さっきのセリフを何回も繰り返してくる。ちょっとおかしい人か、人違いされてるんだと思ったが、授業に遅れそうだったから適当に愛想笑いで返しておいた。

その次の日、自転車がパンクしていた。前後とも。

前後ともパンクすることってあんまりないよなーと思いつつ特に気にしなかった。大学には徒歩でも行けるしな。

その日の夜、金曜日なのに珍しく飲み会がなかったから、一人でモンハンフロンティアをやって夜更かししていた。

韓国人の子もいないようで、すごく静かだった。

 

午前2時ごろ、玄関の方で足跡が聞こえ、僕の部屋の前で止まったように思えた。

 

その時点で少し恐怖を感じていた。こんな夜中に友人がくることはない。

手が止まり操作されなくなった僕のハンターはリオレウスに倒されていた。でもそれどころではなかった。

絶対玄関の前に誰かいるよね?

 

 

ガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャ

 

 

ドアノブが回っている(゚Д゚;)!!

 

 

ガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャゴンゴンゴンゴン

(ゴンゴンはノックじゃなくてドアを開けようとする音)

 

 

しばらくして諦めたのか、静かになった。

 

そして隣のおじさんの部屋のドアが開いて閉まる音がした。

…え、あのおじさん部屋間違えた?鍵挿したら違うってわかるだろ。なんなんだよ。こえーよ!

 

 

すると

 

 

 

ガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャ

 

(゚Д゚;)!!

 

 

確実に僕の部屋だとわかってやってる。だっておじさん一回自分の部屋入ったやん。

 

 

怖すぎてリオレウスどころじゃなくなった僕は、クエストをキャンセルし、急いでドアにチェーンをかけ、明かりを落とし、布団にくるまった。

あのおじさん幽霊とかの類じゃないよな?足あったし話したしな違うよ違うよ。そこで眠りに落ちた。

 

朝起きてすぐに泣きそうだった。

 

ベランダ側の窓にヒビが入っていた。針金入りの大きなやつだ。放射状に、何かがぶつかったみたいにガラス全体に広がっていた。

泣きそうだったのはガラスが割れてショックだったからではない。

ヒビは内側から入っていたからだ。

気がついてすぐに玄関を確認したけど、チェーンはかかっているし、部屋も寝る前のまま特に変わった様子はない。

温度差とかで割れることが…あるのか?

あることにしとこう。ガラスとおじさんは関係ない。きっとたまたまだ。

家を出るのが怖かったが、食料調達に行かないといけない。恐る恐る静かにドアを開け、誰もいないことを確認しながら外に出る。ドアを閉める。

ドアノブがニュルニュルする(゚Д゚;)!‼︎

あかんこれやっぱあのおじさんや!

幽霊の類ではないと確信した僕は、恐怖を怒りへと変えた。

オラァ!!と突撃したもののおじさんは留守みたいだった。

それからしばらくおじさんを見かけることもなく、静かだった。

ひと月ほど過ぎた頃だったろうか、近頃家の近くが臭い。農場の臭いとは違う、何か生ものが腐ったような臭い。

僕は納豆とか臭い系のものは大概好きだし、平気な方だったけど、この臭いは吐き気に直結するような刺さる臭い。

…まさか隣のおじさん死んでないよね?腐ってないよね??

想像して僕は吐いた。

それからもずっと臭い。

吐いた日の夜、インターホンが鳴った。

警察でもきたかなと出てみると、見たことのないおばさんだった。

おばさん「大家の〇〇ですが、最近困ったことありませんでした?」

いきなりなんなんだ?

僕「前にドアノブに油みたいなのがついてたり自転車パンクしたりはありましたけど…」

とりあえず当たり障りのないところを言って様子見

おばさん「あら、あなたも!?自転車パンクしてる人が結構いるみたいで、どうやらここのお隣のおじさんみたいなのよ…。親族の方が来られて引き取られて行ったわ。施設に入ってないといけない人みたいで(´・ω・`)」

僕「そういえば、結構前に夜中の2時にドアノブガチャガチャドンドンされました…」

おばさん「ええ(゚Д゚;)」

全然意味わからないっす。施設ってなんだよ。

ガラスは関係ないと思うけど、すぐ弁償させられても困るから黙っておいた。

おじさんが腐ったと思っていた臭いの正体は、僕の推測だけど韓国人の子がキムチか塩辛みたいなのを作っているのではないかと思う。

何にせよ僕が恐怖したのは確かだし、ガラスのヒビの原因もよくわからない。

とりあえず怖かったよ、て話。

 

あでゅー。

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